「行政書士って、何をする人ですか?」
この質問に、すぐ答えられる方は意外と多くありません。
実際、法律を学んだ経験がある人でも、行政書士の業務内容を正確に説明するのは簡単ではないのが現実です。
この記事では、行政書士とは何か、どんな仕事をしているのか、そしてどんな場面で頼れる存在なのかを、初めての方にもわかりやすく解説します。
うつのみや・行政書士がどんな仕事をしているのか知りたい方
・行政書士試験の受験を検討している方
・行政書士試験に合格したばかりの方
・行政書士に相談しようか迷っている方
行政書士とは?
行政書士は、法律に基づいて書類を作成し、官公署への手続きをサポートする国家資格者です。
日本行政書士会連合会の公式説明では、行政書士は次のように定義されています。
「行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け、報酬を得て、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成・提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成、行政不服申立て手続代理等を行います。」(引用元:日本行政書士会連合会)
少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと「役所に出す書類」「法律が関係する重要な書類」を扱うプロです。
行政書士は「街の法律家」とも呼ばれ、2025年現在、全国に約5万2千人以上が登録しています。
行政書士の仕事は大きく3つに分かれます
・書類作成業務
行政書士の中心的な仕事が、法律に基づく書類の作成です。
法律で制限されていない範囲で、次のような書類を作成します。
官公署に提出する書類の作成
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各種許認可申請書
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営業許可・届出書類
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在留資格(ビザ)関係書類 など
実は、官公署に提出する書類は1万5,000種類以上あると言われています。
内容や様式を誤ると、申請が受理されなかったり、審査が長引いたりするため、専門知識が不可欠です。
権利義務に関する書類の作成
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契約書
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遺言書
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遺産分割協議書
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示談書 など
これらは、将来のトラブルを防ぐために非常に重要な書類です。
行政書士は、依頼者の意向を丁寧に聞き取りながら、法的に有効で実務に耐える書類を作成します。
事実証明に関する書類の作成
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実地調査に基づく図面
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会計帳簿
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内容証明に関連する資料 など
「事実を証明する書類」は、ビジネスや行政手続きの場面で重要な役割を果たします。
・許認可申請の代理(官公署への提出手続)
行政書士は、作成した書類を官公署へ提出する手続きの代理を行います。
役所とのやり取りは、
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必要書類が多い
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修正指示が頻繁にある
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制度が分かりにくい
といった理由で、一般の方には大きな負担になりがちです。
行政書士は、制度を理解したうえで、申請がスムーズに進むよう全体を設計・管理します。
・相談業務(書類作成・制度理解に関する相談)
行政書士は、書類作成に関連する相談にも対応します。
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相続や遺言についての相談
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ビジネス開始時の手続き相談
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外国人の在留資格(ビザ)に関する相談 など
「何から始めればいいかわからない」
「この手続きは必要なのか判断できない」
そうした段階から、制度を整理し、現実的な選択肢を提示するのも行政書士の重要な役割です。
※なお、裁判や紛争の代理は弁護士の業務範囲となります。
行政書士はこんなときに頼れる存在です
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役所に出す書類が複雑で不安なとき
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法律が関係する書類をきちんと作りたいとき
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ビザ・許認可・相続など、制度がわかりにくいとき
行政書士は、「法律」と「実務」の橋渡し役として、生活やビジネスを裏側から支える存在です。
まとめ|行政書士は“身近な専門家”
行政書士は、専門的な法律知識を持ちながらも、市民や事業者にとって最も身近な法律専門職のひとつです。
書類作成という地味に見える仕事の積み重ねが、トラブルの予防や、スムーズな社会活動につながっています。
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