行政書士開業までの準備まとめ|試験合格後にやるべき15のステップ

こんにちは。行政書士トラスト事務所の宇都宮です。
今回は、行政書士として開業するまでに私が行った準備を、実体験をもとに15のステップにまとめてご紹介します。

行政書士試験に合格されたばかりの方や、これから開業を考えている方の参考になれば幸いです。

うつのみや
この記事は、こんな方におすすめ!
・行政書士事務所を開業を検討している方
・行政書士試験に合格し、次のステップを考えている方
・将来的に行政書士という働き方に興味がある方

①理想の行政書士像・人生像を描く

まず大切なのは、「自分はどんな行政書士になりたいのか?」「どんな人生を送りたいのか?」をしっかり考えること。
ここがあいまいだと、後の方向性がブレやすくなります。時間を取って、じっくり向き合うことをおすすめします。

②自分の強みを棚卸しする

これまでの人生や経験を振り返り、「自分だからこそ提供できる価値は何か?」を整理します。
あわせて、近隣の行政書士の専門やスタイルも調べて、自分との違い・勝ち筋を考えるのも大切です。

③専門業務を考える

専門分野を絞ることで、自分の強みをより明確に打ち出せます。
ただし、開業後に変わることも多いので、まずは「候補」を3つほど持っておくのがよいかと思います。

④情報収集と種まき

やりたい業務が決まったら、徹底的に情報収集・勉強をします。
私は入管業務に関心があったため、専門書や実務講座(伊藤塾)を活用しました。
あわせて、ブログで学んだことを発信し、実績づくりと信頼構築も始めました。

⑤事務所の場所を検討する

私は最初、自宅開業を検討しましたが、セキュリティや仕事と私生活の分離を考え、別に事務所を構えることにしました。
将来的な働き方や生活スタイルも含めて、慎重に考えたいところです。

⑥必要資金の試算

開業にはどれくらいお金が必要かを試算します。
私の場合、初期費用は約120万円ほどになると見込んでいました。

⑦事務所名とロゴを決める

私は試験合格前から「Trust(信頼)」という言葉を使うと決めていました。
ロゴも大切なブランディング要素なので、プロに依頼するのも良いと思います。

⑧必要備品をそろえる

応接セットや施錠できる棚など、行政書士会の基準を満たす備品を購入します。
後回しにすると焦るので、早めの準備が安心です。

⑨申請書類を作成

事務所名や所在地が決まったら、行政書士会への提出書類を作成します。
一つひとつ丁寧に書いていきましょう。

⑩事前チェック(行政書士会)

私の地域では、本申請前に「事前チェック」がありました。郵送または持参で対応できます。
地域によってルールが異なるので、事前に確認を。

⑪本申請と費用の支払い

事前チェックが通れば、いよいよ本申請です。
入会金・登録手数料などを支払います(地域によって金額は異なります)。

⑫事務所調査

提出したレイアウト通りに事務所が整備されているか、支部の先生による確認があります。
未設置の備品がある場合は、事前に伝えておけば問題ありませんでした。

⑬登録完了・入会式

ついに「行政書士」と名乗れる日です。
入会式で、正式にスタートを切ることになります。

⑭名刺・職印・ゴム印作成

入会式後、職印などを作成します。
最近はオンラインで簡単に注文できるので、とても便利です。

⑮ホームページ開設

登録完了後は、ホームページやSNSを使って発信をスタート。

以上が、私が行政書士として開業するまでに行った準備の流れです。
やることがたくさんあって焦ることもありますが、一つひとつ丁寧に積み重ねていくことで、確実に前に進めるはずです。

これから開業される皆さんの参考になれば嬉しいです!


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