行政書士開業準備の記録③|本申請前の準備・実務講座・日本政策金融公庫への相談

この記事は、行政書士登録前から書いていた「開業準備の記録」シリーズの第3回です。

行政書士試験に合格してから、実際に行政書士として登録・開業するまでの準備過程を、当時の気持ちや迷いも含めて残しています。今回の記事は、2024年5月の活動報告です。5月は、家のことで忙しい時期が続きましたが、月末には少し落ち着き、行政書士会からの連絡、実務講座の受講、日本政策金融公庫への相談、名刺作成など、開業に向けた具体的な準備が進み始めました。

今回は、2024年5月の活動を振り返ります。5月も、家のことでかなり忙しい1か月でした。思うように開業準備に時間を使えない日も多く、「もっと進めたいのに進まない」というもどかしさもありました。ただ、月末には少し落ち着き、6月からは本格的に開業準備へ集中できそうな見通しが立ってきました。また、行政書士会から連絡があり、登録に向けた手続きも次の段階へ進むことになりました。

以前、開業までにしなければならないことについてもまとめています。行政書士登録前の準備に興味がある方は、そちらもあわせてご覧ください。

2024年5月の活動

5月は、思い切り開業準備に専念できた月ではありませんでした。それでも、行政書士会からの連絡、実務講座の理論編、日本政策金融公庫への相談、名刺作成など、登録後の開業に向けて必要な準備を少しずつ進めることができました。開業準備は、一気に進む月もあれば、思うように動けない月もあります。5月はまさにその中間のような月でした。

ブログを14記事書きました

5月は、ブログを14記事書きました。目標は20記事以上だったため、残念ながら目標達成とはなりませんでした。4月までは在留資格に関する記事を中心に書いていましたが、5月からは気になるニュースを取り上げたり、実務講座で学んだことを記事にしたりするようになりました。

ブログを書くことは、単なる情報発信ではなく、自分の知識を整理するための時間にもなっています。特に開業前は、実務経験がまだ少ないからこそ、勉強したことを自分の言葉でまとめることが大切だと感じました。6月も引き続き、知識のアウトプットとして、学んだことを記事にしていきたいと思います。

行政書士会から連絡がありました

4月中旬に、事前チェックをしていただくため、行政書士会へ登録関係の書類を提出していました。それから約1か月後、行政書士会から連絡がありました。連絡をいただいたときは、まず一安心しました。

書類を提出した後は、「不備があったらどうしよう」「次の段階へ進めるのだろうか」と、少し落ち着かない気持ちが続いていたからです。これで、ようやく次の段階へ進むことができます。

次は、本申請です。

原本の書類を持参し、行政書士会へ直接伺うことになります。書類を提出するだけといえばそうなのですが、登録に向けた大切な手続きなので、やはり緊張します。本申請の様子については、6月の活動報告で書きたいと思います。

実務講座の理論編が始まりました

5月から、受講している伊藤塾さんの実務講座の理論編がスタートしました。それぞれの業務について、法律の基礎や制度の考え方を学ぶことができました。ただ、学べば学ぶほど、行政書士の実務は難しいと感じました。

私はもともと難しい勉強は好きな方ですが、それでも1回講義を聞いただけでは理解しきれない部分が多くありました。そのため、重要な講義は2回から3回は見直そうと思っています。

5月中に、各種業務の理論講義は一通り受講しました。特に興味があったのは、国際業務論です。内容はとてもおもしろかったのですが、やはり難しかったです。

在留資格の業務は、入管法だけでなく、省令、告示、審査要領、実務上の運用も関係してきます。この時点で、もっと条文理解を深めなければならないと痛感しました。

行政書士試験に合格しても、実務の勉強はまったく別物です。このことを、講座を受けながら強く感じました。

日本政策金融公庫へ相談しました

当初、現在の事業で小規模事業者持続化補助金を申請しようと考えていました。しかし、今回は申請までのスケジュールが非常にタイトで、最終的には断念しました。

補助金申請自体はできませんでしたが、その準備を通じて、現在の事業の解決すべき課題を洗い出すことができました。これは、とても良い経験だったと思います。

行政書士事務所を開業した後も、現在の事業は続けていく予定だったため、今後の事業展開を見直す良い機会にもなりました。補助金申請は断念しましたが、今後のためにも融資の必要性を感じ、いつも利用している地元の銀行や日本政策金融公庫へ相談に行きました。相談したことで、行政書士事務所の開業にあたり、考えるべきことがかなり明確になりました。

行政書士事務所の開業にあたって考えたこと

  • 具体的にいくら開業資金が必要なのか
  • どのように営業していくのか
  • 他の事務所との違いは何か
  • 1年後の売上予測をどう考えるか
  • 既存の事業をどう継続していくのか

補助金申請のために書類を準備していたため、融資相談の準備にもつなげることができました。ここからは、私が日本政策金融公庫へ相談したときの流れを簡単にまとめておきます。

1. 予約相談

いきなり書類を準備して申し込むよりも、まずは予約相談を利用するのがよいと思いました。日本政策金融公庫では、オンライン相談や窓口相談を利用できます。私は当初、創業融資の申込みを考えていたため、まずはオンラインで相談しました。その後、既存事業への融資に切り替えたため、実際に窓口へも相談に行きました。ただ、オンラインでも窓口でも、流れや相談内容は大きく変わらなかったため、私の場合はオンライン相談だけでもよかったかもしれないと感じました。

2. 書類準備

実際に申し込むことを決めた後は、書類を準備します。私は既存事業への融資申込みにしたため、事業計画書や確定申告書などを提出しました。準備する書類が多く、少し大変でした。ただ、事業計画書を作ることで、自分の事業を客観的に見直すことができました。

3. インターネット申込み

書類の準備が完了したら、インターネットで申込みを行いました。事業資金の申込みだったため、準備した書類もあわせて送信しました。申込み後、数日以内に近くの公庫の担当者から連絡がありました。

4. 面談日時の決定

担当者から連絡があり、面談日時が決まりました。私は翌月に面談することになりました。面談日までに、追加書類を準備したり、当日話す内容を整理したりしておく必要があります。

5. 面談

指定された時間に、公庫の支店へ行きます。面談では、事業内容、資金の使い道、売上見込み、既存事業との関係などを説明することになります。

6. 契約・融資

早ければ、2週間ほどで融資の可否が判断されるとのことでした。ただ、私の場合は、まだ行政書士会への登録が完了していなかったため、登録完了を待ってから融資判断がなされる可能性があるとのことでした。実際に融資していただけるのか、不安はあります。ただ、申込みと面談は終わったので、あとは結果を待つだけです。

名刺デザインを作成しました

5月は、名刺のデザインも作成しました。私は、Canvaを使って名刺を作成しています。

本当はデザイナーさんにお願いしたい気持ちもありましたが、開業前はできるだけ経費を抑えたかったため、初回は自分で作成することにしました。実は、私は数年前にウェブデザインを少し勉強したことがあります。そのときにIllustratorを使って名刺を作成した経験があったので、今回も最初はIllustratorで作成しようとしました。

しかし、思うようなデザインにならなかったため、最終的にはCanvaを使うことにしました。Canvaは、名刺、ブログバナー、サムネイルなどを簡単に作成できる便利なツールです。有料プランを使えば、さらに多くの素材やデザインを利用できるようです。名刺を作成すると、そのままCanvaで印刷依頼をすることもできます。初回は100枚ほど印刷し、その後、実際に使いながら修正して追加印刷していく予定です。とりあえず、名刺のデザインは完成しました。

あとは、行政書士登録が完了して、会員番号を記載したら印刷するだけです。現時点では名刺そのものを公開することはできませんが、どのような内容を記載したかをまとめておきます。

【名刺・表面】

  • キャッチコピー
  • 名前
  • ローマ字表記の名前
  • 行政書士会の会員番号
  • 事務所ロゴ
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • ホームページURL
  • 住所
  • ホームページのQRコード

【名刺・裏面】

  • 業務内容
  • 顔写真
  • 行政書士ができることについての簡単な紹介
  • 自己紹介

名刺を作る作業は、単なるデザイン作業ではありませんでした。自分がどのような行政書士として見られたいのか、何を伝えたいのかを整理する時間でもありました。特に、外国人の方にも名前を読んでもらえるよう、漢字だけでなくローマ字表記も入れたことは、自分らしい工夫だったと思います。

6月以降の予定

6月以降は、次のようなことに取り組む予定です。

  • 日本政策金融公庫の融資結果待ち
  • 実務講座の継続
  • ブログ記事の更新
  • さまざまな勉強会・セミナーへの参加
  • ホームページのトップページ作成
  • 挨拶はがきの送り先リスト作成

6月こそ、ホームページの作成を進めなければ間に合わないと感じています。実務講座は、理論編が終わり、実務編がスタートしました。今は相続について勉強していますが、とても有益な情報が多く、受講してよかったと感じています。ただ、勉強すればするほど、不安な点も増えていきます。分からないことや疑問点は、その都度メモしておき、伊藤塾で定期的に開催される質問会などで質問するようにしています。6月も、開業準備を一つずつ進めていきます。

5月を振り返って

5月は、思うように動けなかった部分もありました。家のことが忙しく、ブログの目標記事数も達成できませんでした。それでも、行政書士会から連絡があり、本申請へ進めることになったことは大きな前進でした。また、実務講座の理論編、日本政策金融公庫への相談、名刺作成など、登録後に必要となる準備も少しずつ進めることができました。

開業準備は、毎月順調に進むわけではありません。でも、できることを一つずつ進めていけば、少しずつ形になっていくのだと思います。6月からは、より本格的に開業準備に集中していきたいです。

行政書士開業準備シリーズについて

このシリーズでは、行政書士試験合格後から登録・開業までに行った準備、考えたこと、悩んだことを記録しています。現在とは状況や考え方が変わっている部分もありますが、当時のリアルな記録として残しています。これから行政書士を目指す方、登録準備中の方、開業直後で不安を感じている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

では、また。

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